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四季の花づくり

●早川京子
JA広報通信より

2010年度 4月    豪華な葉で彩るコリウスナス
5月    夏の夜を演出するヨルガオ
6月    暑い夏は水やりに気を使おう
7月    乾燥時は、水やりでハダニ退治も
8月    サフランの「早業」を楽しむ
9月    気温の低下が急激、遅れずに作業を
10月    葉が枯れ始めたら掘り上げ
11月    水やりを忘れないように
12月    徐々に進めよう荒起こし
1月    本格的な花壇作業が始まる
2月    花壇準備は早めに、種まきはゆっくり
3月    地ごしらえ早めに、種まきゆっくり
2011年度 4月
  アルカリ土を好むドイツアヤメ
5月    アサガオを早く咲かす
6月    せっせと草取り、水やりを
7月    冬花壇の彩り、今から準備
8月    種まき、植え付け・・・春が楽しみ
9月    寒さに強いユリ、今からが植えどき
10月    植え忘れ球根でミニ作り
11月    花壇の若返りに荒起こしを
12月    ハボタンにもう「一花」期待
1月    真冬、水を忘れないで
2月    種まき期入り、でも慌てずに
 


 
豪華な葉で彩るコリウス


 今月は、気温がかなり上がってきますので、アサガオ、ヒョウタン、ヘチマ、ヨルガオ、ハゲイトウ、コリウスなど高温で発芽する草花のまき時です。発芽に25度くらいの温度が必要なペチュニアは、苗物を買ってきて育てることが多いようですが、種から育てるのでしたら、今月まきましょう。
 菊、ベゴニア、ゼラニウムなどは、挿し芽の好適期です。水に入れておいても発根するくらいですが、挿し床は川砂が安全で、やりやすいでしょう。半日陰程度の所に置いて管理します。
 サクラソウの花は最盛期から終わりのころになります。咲き終わって、しおれてきた花殻は取り除きましょう。花殻をつけておくと種子を作るのに養分が使われ、株に行く養分が減ってしまいます。花が終わりを迎えるころになると、株元に新しい根茎ができますので、干からびないように、「増し土」という土掛けをしておきましょう。使う土は畑土で大丈夫です。
 葉が黄ばんできたチューリップは、球根を掘り上げます。
 ハゲイトウと共に、夏の花壇を葉の美しさで飾ってくれるのがコリウス。シソの仲間ですが、キンランジソという豪華な和名があります。シソと同様に高温でぐんぐん伸びますが、草姿を華やかにするには、適度な高さで芯を摘み、側芽を出させることです。
 挿し芽をすれば簡単に発根しますので、茎葉が茂ってきたら、切り取って川砂に挿して発根させれば、苗を増やすことができます。秋以降でも10度以上なら生き続けますので、好みの容器に川砂を入れ、挿してみてはどうでしょう。
 

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 夏の夜を演出するヨルガオ


  チューリップ、アネモネ、ヒヤシンスなど秋植え春咲きの球根類は、梅雨前に掘り上げておきましょう。スイセンは毎年でなくていいのですが、3年に1回は掘り上げます。どの球根類も花が終わった後も葉が光合成をし、その栄養で球根が肥大しますので、葉が枯れない限り、梅雨入り近くまで活動させてやります。
 ジャーマンアイリス、ハナショウブなどは、花が終わったらすぐに株分けします。葉は半分ぐらいに切り詰めてから、1芽ずつに分けます。根づくまで、水は控えめにします。多くの草花は花の咲く前後の植え替えはよくないのですが、アヤメの仲間は花の咲いた直後に、新しい根が伸びるので、この時期が株分け適期になります。サルビアやマリーゴールドなど、暑さに強い種は今月はもちろん、来月初めまでまけます。
 そんな中、ほのかな香りを漂わせ、大きな白い花びらが夕風、夜風にゆらりとなびき、あでやかな姿を楽しませてくれるヨルガオをまいてみませんか。夕方から花開いて、夜中に咲き続け朝方にしぼみます。育て方はアサガオとほとんど同じです。アサガオのように、支柱や垣根にはわせてもよいし、あんどん仕立てでもいいでしょう。葉が大きいので、窓下など育てる場所によっては、日よけにもなります。種はアサガオよりはるかに大きく、堅いので、種の表面の一部をやすりなどで傷つけてまきましょう。ヨルガオはアサガオと同じヒルガオ科です。「ユウガオ」の名で売っている種もありますが、かんぴょうの原料にする冬瓜(とうがん)をならせる本来のユウガオ(ウリ科)ではないことを確かめてください。
  
 
 
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暑い夏は水やりに気を使おう

 梅雨が明けると、雨が期待できなくなる一方、強い日差しで花壇の土はすぐに乾くようになります。土の表面が白くなったら、十分に水をやりましょう。花壇でも1日2回、やらなければならないときがありますが、土の量が少ない鉢物はなおさら気を使います。暑さや日差しで鉢土が熱くなっているときに水をやると、根を傷めることもありますので、あまり温度の上がっていない午前中にたっぷりやっておきましょう。午後は、気温が下がってきたころにします。
 ただ、アサガオは夜まで水が多く残っていると、つるが伸びて大輪の花が咲かなくなる心配がありますので、午後3時ごろ以降の水やりは控えた方がいいでしょう。真昼の高温時に水をやる場合は、急に冷たい水をやると根の働きを悪くしますので、くみ置きの水をやるのがいいでしょう。
 春まきの草花は短日性ですので、今からまくと、草丈が伸びないうちに、花芽ができます。背丈の短いそろいの良い開花が楽しめます。まき残した種があれば、まいてみてはどうでしょう。
 ハボタンは七夕ごろにまきましょう。薄まきにして発芽させ、本葉2〜3枚と7〜8枚のときに植え広げて、秋の定植まで育てます。キャベツの仲間なので、チョウの幼虫が食害します。注意しましょう。
 パンジーは、JAなどで売っている苗を買ってきて植えれば簡単ですが、種まきからやってみるのも面白いものです。まく時期が早いほど早く花を咲かすことができるからです。平箱に種をまいて、風通しの良い涼しい所か、空調をしている部屋に置いて発芽させます。室内に置いたものも、発芽したら室外の涼しい場所に出して育てます。
  
 
 
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乾燥時は、水やりでハダニ退治も

 8月はとにかく暑く、乾燥する時期ですので、まず水やりが重要な作業です。一方、乾燥する時期にはハダニが発生しやすくなります。少しくらいの被害なら、植物が枯れることはありませんが、たくさんの葉が吸汁され、白っぽい葉が多くなると、生育は悪くなり、枯れてしまうこともあります。
 ハダニは葉裏について、葉の汁を吸うので、その部分が透けて、葉の表からは白っぽい斑点や筋状の斑紋のように見えます。そんな状態のときに葉裏を見ると、赤っぽかったり、黄緑っぽい小さな虫がいます。ハダニは1mm以下の小さなものですが、クモの仲間で足が8本あって、6本足の昆虫とは形が違うので分かります。
 ハダニは水に弱いので、大雨や夕立に当たると寄生密度が下がって被害が止まります。そこで、この自然現象と同じ状態を作り出せば、被害を出さずに済むことになります。つまり、水やりのとき、じょうろのハス口(蓮口)を上向きにして、葉裏にも水がよく掛かるようにしてやるといいでしょう。被害がひどいようなら、ダニ防除剤で対処します。
 暑い平地では、サルビア、ダリア、マリーゴールドなどは、そろそろ、花つきが悪くなり、草姿が悪くなってきます。8月初旬に、草丈の半分か3分の1くらいのところで、切り戻しておきましょう。肥料も施しておけば、新しい枝が出て秋になってまた、きれいな花が見られます。ダリアは節と節の中間で切ると、水がたまって腐ったり、枯れてきますので、葉が2枚ついた節のすぐ上で切っておきましょう。
  
 
 
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 サフランの「早業」を楽しむ

 秋まき草花の作業シーズンになります。春まきのときと違って、気温が急激に下がっていく時期ですので、作業が遅れないようにしましょう。
 種まきは、秋のお彼岸ごろには終えましょう。秋まき草花の発芽適温は15度くらいのものが多いのですが、春と違い気温が下がっていく時期ですので、発芽してもその後の生育が十分でないうちに寒さが来てしまう可能性があります。寒くなる前にしっかり根を伸ばし、体をつくってやります。
 今月まいた草花は、来月に植えつけ時期となります。植えつけ3週間前までに、消石灰などで土を中和し、堆肥(たいひ)などを施し、地ごしらえしておきましょう。
 球根の植えつけ適期は、今月下旬ぐらいから来月上旬の涼しくなるころです。通常、冬の寒さに遭うことで、来春きれいな花を咲かすのですが、なかにはせっかちな秋植え球根があります。秋咲きサフランです。今月下旬に植えつければ、1カ月ぐらい後には花を咲かすという早業を披露してくれます。ただ、植えつける場所には肥料を施し、球根に栄養を十分に補給してやらないと、来年花が見られないことがあります。気をつけましょう。
 10月ごろから根を伸ばし始めるシャクヤクは、直前の今月中に株分け、植え替えを終えておきます。毎年植え替える必要はなく、3〜5年に1度でよいでしょう。ほかの宿根草の株分けは10月に入ってからでも大丈夫です。
 クロッカス、スイセン、ヒヤシンスなどは水栽培できますが、気温が下がり水温が上がらなくなる時期から始めましょう。目安は15度。根が伸びるのに光はいらないので、涼しくて暗い場所に置いて、十分に根を伸ばします。
  
 
 
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気温の低下が急激、遅れずに作業を

 秋まき草花の種まき、秋植え球根、草花苗の植えつけ、宿根草花の挿し芽、株分け、植え替えなど、来春の花壇のにぎわいを期待しての作業がめじろ押しです。秋まき草花の発芽適温は、春まき草花より少し低い15〜20度くらいですが、秋は気温が日々急激に下がり発芽適温を外しやすいので、早めに取り組みましょう。
 一方、球根は秋の涼しさによって発根を促し、寒冷期になる前に根を十分に伸ばしておき、冬の寒さに遭うことで花芽をつくります。そのため植えつけは、種まきをする種類より遅くても大丈夫です。それでも11月上旬くらいまでには終えましょう。
 9月に種まきをして育苗中の草花は、上・中旬に植え広げておき、下旬に花壇へ定植します。1度仮植えすることで細根が多くなり、養水分の吸い上げ能力が増して、厳寒期を乗り切る丈夫な苗になります。
 宿根草の株分け、植え替えは今月中に終えましょう。挿し芽は上・中旬にすると今月中には根づきますので、鉢に植え替えてやります。
 ヒヤシンス、クロッカスやチューリップなどの球根の水栽培は、気温が高いと水温も高まり病菌が繁殖しやすくなるので、気温が15度以下になる時期になってから始めるのが安全です。
 寒くなるまでに根をしっかり伸ばして、0度に近い気温の時期になったら、寒さに当てるようにします。発根、根の伸長に明るさはいりませんので、冷暗な場所に置きます。根の伸長に合わせて、容器中の水は少しずつ減らしていき、根が空気に触れ、呼吸できるようにしてやりましょう。
  
 

 
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葉が枯れ始めたら掘り上げ

   来春の花壇を飾る草花苗、球根などの植えつけは、ほぼ終わりに近づいていますが、まだ植えていない球根は早めに植えておきましょう。アガパンサス、ガーベラなどの株分け、マーガレット、ゼラニウム、ナデシコ、カーネーションの挿し芽もまだできます。あまり気温が低くなると根が伸びませんので、注意してください。
 ハボタンは、冷え込んでくると色づきますが、このころ花壇に植えつけます。寒さに強い植物ですが、北風が吹きすさぶような場所では、傷みも早くなります。やはり、北風の当たらない、暖かい場所がいいのは当然です。窒素肥料があると、色づきが悪くなりますので、植えつけ場所に施さないようにします。
 ダリア、グラジオラス、カンナ、アマリリス、カラーなどの春植え球根は掘り上げ時期になります。春植え球根の中には、秋に球根が肥大するものがありますので、霜などで葉が少し枯れだしたら、掘り上げましょう。  グラジオラスは地上部を切ってもいいし、束ねるために、ある程度の長さの地上部をつけておいてもいいのですが、球根の下部にくっついている木子(きご)は離して、凍らないような所で貯蔵します。ネット袋に入れて、風通しの良い日陰につるしておくといいでしょう。離した木子は紙袋などに入れて、室内で貯蔵します。  ダリア、カンナ、カラーは極端な乾きを嫌いますので、湿らせ気味にしたもみ殻、おがくず、バーミキュライトなどで貯蔵します。  ヒヤシンス、チューリップ、クロッカスなど球根の水栽培をするなら、水温が15度以下になる時期から始めます。水栽培専用の容器を求めてもよいし、1L入りの牛乳やジュースの紙パックでも工夫すれば使えます。最上部の口部分に、ミカンや野菜のネット袋を張って、球根がパック内に落ちないように支えます。

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水やりを忘れないように

 今月は、植え遅れた球根の植えつけ、これまで花壇を飾ってくれ、枯れた草花の片づけなど、残務整理のような仕事があります。早々に終えましょう。
 すでに植えつけてある球根や苗には、水やりを忘れないようにします。特に、芽が地面から顔を出していないものでは忘れがちですので、神経質になる必要はありませんが、心しておきましょう。草花の根は、寒い冬でも活動をして、やがて訪れる温度上昇期に備えて、体力養成をしています。地表面が白く乾いたら、たっぷりと、水をやります。
 花壇の土は、何度も草花を作っているうちに、だんだん目の詰まった硬い土になり、草花の生育を悪くしてしまいます。草花の生育のために好都合の土は、空気や水や肥料をたっぷりと含むことのできる、ふっくらとした構造。土の粒と粒の間にすき間がある団粒構造です。
 根は伸びるのに光は必要ありませんが、水と空気が必要です。また、地上部のためには土が含む肥料を吸い上げますが、それが水と共に、根の近くにあることが大切です。空気や水が含まれた軟らかい土の中で、根を十分に伸ばし、その伸びた根に栄養分をよく吸収させて、地上部をしっかりと成長させるわけです
。  そんな団粒構造になった土をつくるには、耕してやることが大切になります。耕し方は、いつもの植えつけ時よりはるかに深く、30cm以上にします。下層の土を、ひっくり返して、上層の土を持ってくるやり方で、荒起こしといっています。それがやれるのは、花壇の空きが多く、作業も少ない、冬場です。春の作業が始まる2月、3月までの期間を利用して、少しずつ進めましょう。



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徐々に進めよう荒起こし

 今月は、草花の植えつけ、植え替えには、年間で最も不適当な時期ですので、ほとんど作業はありませんが、普段できない荒起こしのような作業を、この時期に終えておきます。
 草花の育ちが良くなる、ふかふかの、いわゆる団粒構造の土にしてやるために、冬季のうちに、花壇を深く耕しておきます。前回に書いた荒起こしです。春の種まき、植えつけのための準備までは、荒く起こしておくだけで大丈夫です。大変な作業ですので、少しずつ進めましょう。酸性になって疲れた土の再生も期待しての荒起こしですので、起こす前に消石灰を100〜150gまいておきましょう。
 冬とはいえ、草花の根は活動しています。花壇の地表面が白く見えるようになったら、水をタップリとやりましょう。地表が凍る地域もあるでしょうが、朝10時ごろから午後1、2時までにやりたいものです。
 また、寒い地方では、秋に植えたばかりの宿根草や球根が、霜で持ち上げられることがありますので、株を押しつけて、持ち上げられにくくする工夫も大切でしょう。
 こうした作業のない時間を利用して、今年の花壇の植えつけ計画を考えてみるのもいいでしょう。年中、花壇のどこかで花が咲いていたり、色合いの良い葉をつける株があったりするように考えて、種まきや植えつけの計画を立てておけば、作業が遅れずに済ませられて、花壇のにぎわいが楽しめるのではないでしょうか。




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本格的な花壇作業が始まる

 昨年末ごろから冬の寒さに当ててきた水栽培の球根は、立春を過ぎてから、室内など暖かい、日当たりの良い場所に移すと開花が早まります。花壇に植えてある球根類も、ビニールトンネルを掛けてやると、開花を早められます。
 立春を過ぎると気温は徐々に上がり、2月下旬にはかなり暖かさを感じるようになりますが、宿根草はいち早く感じ取り、根の活動を活発化します。根を伸ばし、春の芽出しの準備を始めるわけですから、このころから3月にかけて元肥をやりましょう。株元から少し離れた、根の先端辺りに、環状に浅い溝を掘って、施します。今年一年の栄養を施すのですから、ゆっくり効き目を現す有機質や緩効性肥料をやります。もちろん両方をやっておけば、効果は高いでしょう。有機質は、野菜くず、果物くずでもいいでしょう。この元肥を施しておかないと、来年の芽を作る力が弱くなる可能性がありますので、必ずやっておきます。
 春植え草花を植える花壇の準備は、植えつけの1カ月くらい前に始めましょう。大きな塊の土を細かく砕き、消石灰や堆肥を入れて、深さ30cmくらいまでの土と混ぜ合わせておきます。消石灰は1平方mに100〜200gを、堆肥はバケツ1〜2杯を入れておきます。こうしておいて、花壇のあの部分には何を植える、こちらにはこんな花を植えつける、などと、およその構想をして、思いを巡らすのも楽しいことです。
 鉢植えで花を楽しんだフクジュソウは、木の樹幹下など夏に木陰になる所で、地植えに戻して養成し、年末まで置きます。




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花壇準備は早めに、種まきはゆっくり

 先月の立春過ぎから、徐々に気温が上がり始め、今月は本格的に春の気配をうかがわせる陽気になってきます。花壇作業も本格化する季節です。
 今月下旬から来月には、植えつけ時期になる草花が多くなりますので、植えつけ前に、早めに花壇の準備をしておきましょう。消石灰や堆肥を入れ、耕しておき、土を落ち着かせます。
 霜の心配のない所では、秋まきで育ててきた苗場の霜よけを取り外しましょう。寒さにも当てて、締まった丈夫な苗に仕上げてやるためです。暖かくなって、苗は急激に成長を速めてきますので、植え広げもやります。植え広げは、新根を出させるとともに、株間の風通しと日光の当たり具合を良くし、丈夫な苗作りを助けます。
 すでに植わっている菊、ガーベラなど宿根草は芽が動きだします。芽が動きだす前に、株分けや芽分けをして、植えつけます。植えつけたら3〜4年はそのままの場所で育てるわけですから、株間は少し広めに取るのがよいでしょう。植えつけ後は根づくまでは水をたっぷりとやり、根づいたら、土の表面が白く乾いたらやる程度にします。
 植え替えをしない宿根草には肥料をやります。今年一年の力を蓄えるものです。
 春まき草花の種まきは、「桜の咲くころ」が目安です。これより後の方が安全ですので、春の種まきはのんびり構えていても大丈夫です。  少し気温の低い地域でも、早く植えつけたければ、球根や種子を鉢やプランターに植えたり、まいたりして、室内に置けば、早く芽を出しますので、それを花壇に植えます。開花期も早めることができます。




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地ごしらえ早めに、種まきゆっくり
 気温が高くなり、種まき、植え付けなどなど、いろいろ作業ができる時期です。   宿根草や球根類は、根がもう動きだしていますので、早めに植え付けます。これらは、来年も花がよく咲くよう、有機質など元肥をしっかり施して、植え付けます。
 種まき時期を迎える春まき草花は、多くのもので発芽適温が15〜20度ですので、今月中には、多くの地域で、まきどきになるでしょう。徐々に、気温が上昇していく時期ですので、慌てず、ゆっくり待ってまきましょう。桜の花見を楽しむころからで大丈夫です。ただ、「八十八夜の別れ霜」ということわざがあるくらいに、5月初めくらいまで、晩霜の心配のある所では、発芽後、霜に遭わないように保護をしてやります。霜は、風のほとんどない夜に降りますので、そんな天気予報のときには、ちょっとした覆いをしておきましょう。
 アサガオ、ヨルガオ、サルビアなど、発芽に比較的高い温度を要するものは、20度を超す時期になってからまけばいいでしょう。
 種まきはゆっくりでいいのですが、1、2度移植した後に定植する花壇は、3〜4週間前に、酸度の矯正、元肥施用をして、早めに地ごしらえをし、準備しておきます。
 最近、ルコウソウなどアサガオの仲間・ヒルガオ科の植物が、農作物を栽培している畑に入り込み、雑草化して、手を焼く面積が増えており、問題になる事例が多くなっています。団地住まいの人が、引っ越しなどで、栽培土の処分に困り、近くの農地に捨てて、その中に、前年の夏秋期にできた種子が混じっていて、広がってしまうという例も多いようです。栽培後のことも、種まきどきから考えておきたいものです。





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アルカリ土を好むドイツアヤメ
 月末から4月にまいた草花は、株間を今までの2倍くらいに植え広げておき、本葉5〜6枚になったら、花壇に植え付けます。発芽に高温を要するアサガオやヨルガオ、コリウス、ハゲイトウなどは、5月になって気温が高くなってから種まきをするのがいいでしょう。土の矯正、有機物など元肥施用といった花壇の準備は植え付けの3〜4週間前には終えておきます。  
 サクラソウは花が終わるころに、株元に新芽が出てきます。これをそのままにしておくと、干からびて、来年の花のもとがなくなってしまいますので、土を掛けて、守っておきましょう。サクラソウを連年咲かせることができない原因の多くは、この管理が確実にされていないことによります。  
 アヤメ、アイリスの仲間は、花が終わると株分け、植え替えの時期になります。花がしおれて醜い花の姿になったら花殻は取り除いてしまいましょう。種子ができると、株を弱らせてしまうからです。
 植え付け後3年たった株は株分けをし、植え替えしますが、分けた株を植え付ける場所は、ドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)では、留意が必要です。他のアヤメよりアルカリ性の土が適していますので、植え付け場所の調整をしっかりやりましょう。一般的な花壇の土の矯正は、1平方m当たり100〜150g程度の消石灰を施しますが、ドイツアヤメの植え付け場所では、1平方m当たり300gくらいを入れてやります。また、乾燥には強く、水はけの悪い場所を嫌いますので、高あぜにして、植え付けるのがよいでしょう。




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アサガオを早く咲かす
 パンジーが間延びしたように花茎を伸ばすなど、春花壇を飾ってくれた草花は、花を終えたり、姿を乱したりしてきます。次の夏花壇に備えて、一年草や雑草を引き抜き、片付けをしましょう。チューリップ、スイセン、ヒヤシンスなど春に咲かせた球根は掘り上げて、陰干しをして貯蔵します。球根の掘り上げは、葉が枯れ始めるころにしますが、曇雨天が多くなる梅雨に入る前には終えます。花を終えた後、残った葉で、しっかり光合成をさせて、栄養分を球根にためさせるためです。スイセンは、毎年、新しい球根が中心部にできて増えていき、4年目には一番外側の球根は皮だけになりますので、植え付け4年目ごとに掘り上げるようにします。小さな球根は、翌年植えても、ほとんど花は咲きませんが、植え付けて、大きくすれば、花を咲かせますので、養成して再来年を期待しましょう。  
 片付けの終わった花壇は、消石灰をまいて土の酸性を中和し、有機質や化成肥料を入れて、耕して、地ごしらえをしておきます。
 春まき草花は、日長が短くなると花を咲かせるようになります。例えば、夏の草花の代表、アサガオはどんなに春早く種まきしても、夏至を過ぎないと花が咲きません。それを、早く咲かせる方法があります。子葉が開いたころ鉢植えにしておき、毎日夕方5時から朝8時まで段ボール箱をかぶせ続けて、日長時間を9時間にしてやると、本葉が3枚で花が見られます。
 暑さの中でも発芽する草花、マリーゴールド、サルビア、ケイトウなどは、まだ種まきできます。





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せっせと草取り、水やりを
 気温が高くなるとともに、雑草の生育は旺盛になり、いつの間にか大きくなっていて驚くものです。7月ともなると、暑い中での作業がおっくうになり、つい草取りを怠りがちになります。特にスギナやドクダミなど地下茎がよく伸びるものには手を焼きますが、とにかく、せっせと取り除くことです。葉が出てきたら、小さいスコップなどを差し込んで茎を切り、抜いて除きます。イタチごっこのように葉を取り除いて、根への養分の供給を断ってやることで、株を弱らせて、枯死に追い込んでいきましょう。  
 気温の上昇で、土はすぐに乾くようになります。花壇の土の表面が白く乾いたら、たっぷりと水やりをします。鉢物は、土の量が少ない上に、周りからも熱が加わりますので、花壇の土より乾きやすいものですから、留意しましょう。  
 どんなにしっかりと水やりをしても、夏の日中には、草花の多くは葉がなえて見えますが、これは、植物が葉からの水分の蒸散を抑えるために、気孔を閉じるからです。夕方、気温が下がってくれば、葉はピンとしてきます。
 サルビア、マリーゴールド、ベゴニア、ダリアなどは、花付きが悪くなり、草姿が乱れてきたら、思い切って半分か3分の1くらいに切り戻して、秋にもう一度花を咲かせます。  
 彩りの少ない冬の花壇を飾ってくれるハボタンの種まきは七夕のころから始めます。鉢植えで楽しむなら、1カ月くらい後に種まきすればいいでしょう。でも、種まきがあまり遅く、9月以降にもなると、植物体が小さいうちに低温期に入っていくので、色づきしにくくなります。3カ月くらい先に定植しますが、それまでの間に、本葉3枚くらいのとき、7〜8枚のときなどに2回ほど植え広げて、強い良い苗に仕上げましょう。




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冬花壇の彩り、今から準備
 干天続きの季節です。花壇の水やりが欠かせません。地表面が白く乾いたら、たっぷりと水を掛けておきましょう。アサガオやコスモスは、まだ種まきができます。草丈が低いうちに花が咲きます。ダリア、サルビア、マリーゴールドなどの他、早く咲き終わったコスモスは、8月上旬に、草丈を半分か3分の1程度に切り戻して、秋に再び花を咲かせましょう。
 冬の花壇はどうしても彩りが乏しくなります。そんな花壇に、にぎわいを求めるには、真夏から準備をします。秋まき草花のうち、デージー(ヒナギク)、パンジー、寒咲きカレンジュラなどを、なるべく早くまいて、早く咲かすのです。
 デージーの種まきは8月から10月ころまでできますが、早くまけば12月ごろから咲きます。降霜の心配がある所では霜除けをしてやります。
 一般的には9月下旬に種まきのパンジーも、今月まけば、早く花を咲かせてくれます。ただ、パンジーは高温だと発芽が良くないので、箱や鉢に種まきをして、風通しの良い所に置き、涼しくしてやります。
 これらのほかに、カレンジュラといった名前で売られているキンセンカの仲間があります。キンセンカは、寒さには比較的弱いのですが、これらは寒さに強いものです。
 また、冬の定番・ハボタンは、一般的には7月上中旬にまきますが、今からでもまけます。ハボタンはキャベツの仲間で、種まきはいつでもできます。七夕ころにまくものより小振りにはなりますが、8月上中旬にまいてみましょう。
 これらは、本葉が2、3枚になると株が混み合ってくるので、3〜5cm間隔に植え広げ、さらに混み合ってきたら、定植します。何回も移植することで、細根が多く出て、丈夫な苗に育ちます。特にハボタンは本葉7、8枚のときにも植え広げてやるのがよいでしょう。



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種まき、植え付け…春が楽しみ
 来春の開花を期待しての作業時期になります。
 秋まき草花の種まき時期を迎えます。気温が15〜20度で発芽しやすいものが多く、春まき種よりは少し低温で発芽するのですが、この時期は急激に気温が下がっていきますので、遅れると発芽しにくくなったり、その後の生育が遅れたりします。寒くなるまでにしっかり根を張り、ある程度の大きさに育てて、冬越しに耐える体にしておきましょう。
 秋植え球根も植え付け時期です。秋植え球根は、涼しくなると発根するものですので、あまり早く植えなくても大丈夫です。しかし、植え付けがあまり遅くなると、根が十分に伸びないうちに寒さを迎えてしまいます。10月中旬から11月上旬が適期でしょう。
 球根の水栽培は、気温が15度を下回るようになったら、始めましょう。もう少し気温が高い時期から始めてもよいのですが、水温が高いと、栽培容器の中の水に雑菌が発生しやすくなります。根を伸ばすのに、光は必要ありませんので、栽培容器は暗い所に置きます。年末までに、栽培容器いっぱいに根を張らせておいて、戸外の0度に近い厳しい寒さに遭わせるようにしてやります。秋植え球根ですので、寒さに遭わないと花芽ができず、花を見ることはできません。
 ガーベラ、シャスタデージー、アルメリアなど宿根草は株分けをします。また、挿し芽にも好適な時期です。雑菌の少ない川砂に挿して、水を十分にまいてやれば、簡単に発根します。
 7月に種まきしたハボタンの苗は、10月になって涼しくなってくると、急激に大きくなり始めます。株間を十分に取って定植してあっても葉がいっぱいになるようだったら、下葉をかき取って通風を良くしてやります。生育の調整にもなります。



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寒さに強いユリ、今からが植えどき
 多くの球根は10月中に植え付けるのがよいのですが、ユリは10月下旬から11月に入ってからが植え付け時期です。ユリは暑さには比較的弱いものの、寒さには強いからです。植え付け場所も、夏には風通しが良く涼しい場所を選びましょう。なかでも、オトメユリ、カノコユリ、ササユリ、タケシマユリ、ヤマユリやこれらを親にして交雑したユリ類は、西日が長時間当たらない場所に植えましょう。生育だけでなく、花の色も鮮やかさが違います。
 ユリは生育期間が長いので、植え付け場所に施す元肥は、有機質肥料を入れて、長く肥効を保つようにします。球根を植え付ける深さは、一般的に球根の高さの2倍の土が掛かるようにしますが、ユリは3倍の土が掛かる深さにします。球根の下に伸びる下根の他に、球根から伸びた茎にも上根といわれる根が出てきて、吸肥など重要な役割をしますし、深く植えることで、地温の変化、特に夏の地温の上昇に影響されにくくなります。これが、ウイルス病の予防にもつながります。
 気温が15度を下回る日が多くなった地域では、ヒヤシンスなどの球根の水栽培を始めましょう。球根が支えられるような容器に球根を置き、初めは発根部に着く位置まで水を入れますが、根が伸びるに従って、徐々に水位を下げ、根が容器の底に着くくらいになったら、水位は容器の3分の2か半分程度にして、根に酸素が供給されるようにします。根の伸長に光はいりませんから、容器を置く場所は部屋の隅など、暗くて冷たい所で十分です。
 ハボタンは寒さに反応して葉が色づいてきますが、そのころが、定植の適期になります。追肥はせずに、30cm間隔ぐらいに植え付けます。色を見て、バランス良く植え付けましょう。



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植え忘れ球根でミニ作り
 寒冷地以外では、まだ球根を植え付けることができます。植え忘れたものがあれば、少し浅めに植えてマルチをしておきましょう。良く言えば晩植えですが、この手をスイセンに使ってみてはどうでしょうか。スイセンは、開花後も葉を伸ばし続けます。伸び過ぎて葉は倒れやすくなります。見苦しいので、葉を短く刈ることもあるでしょう。これから2月くらいまでに植えると、低い草丈で3、4月に開花期を迎えます。
 ハボタンの定植時期になります。気温は下がり、育苗してきたハボタンは、もうおおかたの地方で、葉が色づいてきているでしょう。色づいてきたら、定植の時期です。寒さに強いサンゴ系、丸葉系(東京系)は少し風の当たる場所でもいいのですが、ちりめん系のように寒さに弱い系統は南面に植えましょう。定植場所には、肥料はやりません。
 寒い時期ですが、育苗中のものや球根などへの水やりを忘れないようにします。地上部の見えない球根や成長を止めているように見える苗も、根は活動していますので、土の表面が白く乾いてきたら、たっぷりとやっておきましょう。
 これから冬の期間の作業で、ぜひやっておきたいのは、土を若返らす作業です。
 草花を栽培する土は、水や空気をふっくらと抱き込めるものが良いのですが、草花の栽培を何回も繰り返していると、やせてきます。一見、隙間が多くあるように見えても、植物の根にとって都合の良いような形にはなっていないのです。これを、ふっくら状態に戻すには、耕すのが一番です。草花を植え付けるよりもさらに深く、地面から30〜40cmの所から下から持ち上げるようにします。これを「天地返し」といいます。重労働ですが、花壇の作業が少ない時期に、ゆっくりとやっておきたいものです。



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花壇の若返りに荒起こしを
  この時期、種をまいたり、苗を植え替えたりなど、直接草花に触れる作業はほとんどありませんが、次のシーズンに草花をよく咲かせるための作業があります。宿根草や球根などを植えていない、空いた場所を深く耕す「荒起こし」という作業です。
 この冬の間にやる荒起こしは、何度も草花を植え付けているうちに、土が空気や水を保持しにくい構造に変わってしまっているものを、ふっくらした構造に戻したり、地中深くに潜んでいる病害虫を日光や寒風にさらして、退治したりする効果があります。良い花を咲かすために、頑張ってくれた土の元気を取り戻すための作業です。植物は栄養や水分を根から吸い上げるのですが、新しい根がその役目を果たします。土が軟らかくて、空気がよく含まれていると、新根が出やすく、伸びやすいものです。
 普段の植え付け前の準備で耕すときより深く、30〜40cmくらい起こしましょう。つらい仕事になりますが、「良い花を咲かすために」と考えて、実行してみてください。面積が広ければ、厳寒期中に、気の向いたときにやりましょう。起こす前に、消石灰をまいておきます。
 すでに植えてある苗物や球根には、水やりを忘れないようにしましょう。球根は芽が地上部に出ていなくても、根はすでに伸びて、水を求めています。花壇の土の表面が白くなったら、たっぷり水を掛けておきます。
 日本サクラソウは根が動きだすのが、他の草花より早い時期からになりますので、植え付けてから年数がたつ株は、今月から来月中旬までに株分け、植え替えをします。



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ハボタンにもう「一花」期待
  冬の花壇を飾ってくれたハボタンや旧正月の窓辺に愛らしい花を見せてくれたフクジュソウなどは、2月末ごろになると、とう(花茎)が立ったり、花が終わったりする時期になります。今年のお役は御免という状態ですが、ハボタンはもう「一花」咲かせ、フクジュソウは来年に向けて、「英気」を養ってもらいましょう。
 ハボタンはキャベツと同じ植物が祖先とされています。そんな祖先から、葉の色や広がり方に注目して改良したものですので、キャベツと同じように、2月後半になって、気温が上がってくると、とう立ちし、花が咲きます。花が咲いて種子ができると枯れてしまいます。ですから、一般的には、この状態になるころには、引き抜いて捨ててしまいます。でも、種子を付けないようにしておくと宿根草のように長生きするようになります。とうが伸び切ったときか、蕾(つぼみ)ができたところで、花茎を切り捨ててやると、やがて、枝が出てきて、変わった姿のハボタンの株になってきます。踊りハボタンとか枝ハボタンとか呼んでいます。二年子ハボタンと呼ぶ人もいるようです。    一方、旧暦の正月ごろに咲くので、「元日草」という異名もあるフクジュソウは、鉢植えで楽しんだものは、捨ててしまわないで、来年も花を咲かせてくれるよう、養生してやります。フクジュソウは寒さには強いのですが、暑さには弱いので、2月末ごろ、落葉樹の下に植え直しておきましょう。鉢植えのまま埋めておいてもいいでしょう。
 他の宿根草より早く芽が動きだす日本サクラソウは、2月初めが植えどきになりますので、注意しましょう。
 春先には、春の花壇作業が始まりますので、3月半ばからは、地ごしらえなど植え付け前の準備をしておきましょう。


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真冬、水を忘れないで
  わが国の寒さは、1月下旬から2月初めを底として、和らいでいきます。まさに立春のころから、春に向かい始めます。草花など植物は、これまでより動きが活発になってきます。真冬でも、球根は根が活動していますので、水やりをしなければなりませんでしたが、宿根草も、そろそろ根が活動を始めます。一年草も、冬中より、はるかに生育速度を速めてきます。人間の体には、まだまだ寒く感じるころながら、植物は水を要求してきますので、水やりには気を配りましょう。土の表面が乾いたら、たっぷりとやっておきましょう。できれば、晴天の日にやるようにします。
 根の活動が始まった宿根草では、肥料を施します。これからの体力づくりと体力維持のためですから、長く効き目を現す有機質を主体に、スタートダッシュに役立てる化成肥料も組み合わせて施します。有機質といっても、数株の宿根草を植えている花壇くらいなら、台所から出る野菜くず、果物の皮でいいでしょう。株の周囲に溝を切って施し、土を掛けておきます。
 3月後半には、桜(ソメイヨシノ)の開花を目安に、草花の種まきが始まります。種の手配と地ごしらえをしましょう。
 地ごしらえは、植え付けの1カ月前くらいに済ませておきます。1平方m当たり100gの石灰を振り、腐葉土など有機物を1平方m当たり普通のバケツ1杯分と緩効性肥料(ゆっくり効く肥料)を所定量を入れて、深さ30cmくらいに耕して混ぜておきます。


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種まき期入り、でも慌てずに


 各地ともかなり暖かくなってきます。宿根草は、もう根が活動を始め、昨秋種まきして育ててきた草花の苗も再び成長を始めます。新たに種まきをするシーズンに入ってきます。
種まき、苗植え付けを予定している花壇の部分を、3月初めごろまでに、地ごしらえをしておきます。消石灰をまき、元肥として有機質やゆっくり効き目を表す緩効性肥料を施して、耕しておきます。
種まきは、霜の心配がなくなったころにしますが、よく知られた目安は「桜(ソメイヨシノ)が咲いているころ」といわれています。春の種まき時期は、気温がだんだん上がっていく時期ですし、春まき草花の発芽適期の幅は広いので、慌ててまかなくてもよいでしょう。特に、アサガオ、ニチニチソウ、ケイトウ、ルコウソウなどはかなり気温が高くなっても平気です。
発芽後は、急激に成長しますので、双葉から本葉1〜2枚のころ植え広げてやりましょう。株間が密になったままにしておくと、互いに競争して光を求めようとしますので、茎が伸びて、徒長してしまいます。植え広げは仮植え床に、本葉数枚で隣の株と葉が重ならないくらいに数cm間隔で植えるか、ポリポットに植えます。
 宿根草の植え付けや秋まき草花の定植も、霜の心配がなくなったころにします。
 宿根草は、前回植えてから3年くらいたって大株になったものを株分けして、植え付けます。根はよく広げて植えましょう。植え付けた株への水やりは、植え付けから根付くまではたっぷり、そして根付いた後は、土の表面が乾いたらやるようにするのがこつです。根付くと葉のつやが変わってきます。
 

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